S0
「サヨナラ」と 嘯いた春を想ふ
わずか 葉桜を目にとめた
アスファルト 局地的な雨が 君の足元を濡らす


A1
青が赤に変わる フェンス越しの天上
何処か 嗤いたくなる 心の隅
君は 何処で 誰といますか

B1
裾の埃を払うように
何気なく 僕を忘れて欲しい
君を想ってなど 云い訳をして
逃げ出した「嘘吐キ」を どうか――

S1
「サヨナラ」と 切り裂いて笑ってくれ
わずか 心の染みも消して
嗚呼々々・・・ 局地的な雨が 黒くこの空を濡らす


B2
畦道の雑草のように
何気ない 君の日常でいたい
君を駄目にしてしまうからなんて
云い出した「弱虫」を どうか――


S2
「アイシテル」 正直な君を想ふ
せめて 影法師を追わせて
アスファルト 長い手を握った 僕だけが貰い過ぎた

S3
「アリガトウ」 正直に云えたならば
きっと 幸せを目にできた
嗚呼々々・・・ 局地的な雨は 局地的な雨は 降り止むことを知らない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

嘯く僕に 雨が降る

「僕といると 君が駄目になってしまうから」
そう、彼は云いました。なんて勘違いなのでしょう。私は幸せでした。
サヨナラなんて、彼は、自分でも分からず嘘を吐いたのです。
彼は、優しく哀しい、「嘘吐キ」なのでした。

もう、
ずっと彼は、
一人雨を引き連れています。



***
就活などのため、新規作成は休止状態にしているのですが、うっかりです
最初出てきた言葉は、
「サヨナラと言いたいのに、出てくる言葉は、いつもアイシテル」
的なものだったのですが、Aメロで出てきた言葉にどうも合わなくて、方向性を変えました。変えすぎました

可哀想に、彼も彼女も、幸せじゃないではありませんか。

「嘯く」という言葉が好きなんです
ある漫画で知った言葉なのですが、なかなか情緒を感じさせる漢字(シャレではない)だと想いまして・・・
なんとなく、良い嘘として使いたいなと想いました

メロディーは歌えるんですが(毎度毎度)、オタマジャクシが書けないので・・・
自分で作曲できたらと想うのですが、毛ほどもピアノ経験を活かせません。歯痒いですね


彼がいつか、本当に彼女のために、晴れ間を見つけてくれますように。
そんな想いを込めて、終わり方は暗いですが、彼らのその先を想像していただければ、幸いです。

閲覧数:83

投稿日:2010/04/14 23:58:36

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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