0サビ
壊れた人形 脆弱なそれは何?
孤独で 滑稽な お伽噺です。

1A
右手には名もない花を
左手にはルビーの紅を
口唇には優美なる画を
微笑み浮かべ刻み込むの

1B
この儚い硝子に 何を添えるつもりか
割れて砕けるまで 偽り飾るつもりか――

1S
操り人形 糸はまた絡み合い
躯に焼け付く 深紅の揺り籠
彷徨い狭間で 揺れる 揺れる天秤
虚ろな瞳は 飴色に霞む

2A
右手には銀の指輪を
左手には金の薔薇を
口唇には魅了の緋を
憂いに歪め刻み込むの

2B
この儚い硝子に 何を求め言うのか
これ以上他に 偽り着飾れと言うのか――

2サビ
絡繰り人形 ゼンマイが渦を巻く
噛み合う事無い 無力な歯車
棘魅せ漂い 芳る 夢想の花よ
浸れる身は当に 失せてしまったわ

C
お月様を背にした 梟は目を細め
路地裏の黒猫は 密やかに嗤ってた

3S
壊れた人形 褪めた瞳を晒し
視えない涙を 地に流しました
愉快に哀れな それは 揺れる天秤
孤独で 滑稽な お伽噺です。

――お伽噺なのです。

~かな読み~

0サビ
こわれたにんぎょう ぜいじゃくなそれわなに
こどくで こっけいな おとぎばなしです

1A
みぎてにわ なもないはなお
ひだりてにわ るびーのあかお
くちびるにわ ゆうびなるえお
ほほえみうかべ きざみこむの

1B
このはかないがらすに なにおそえるつもりか
われてくだけるまで いつわりかざるつもりか

1S
あやつりにんぎょう いとわ またからみあい
からだにやけつく しんくのゆりかご
さまよいはざまで ゆれる ゆれるてんびん
うつろなひとみわ あめいろにかすむ

2A
みぎてにわ ぎんのゆびわお
ひだりてにわ きんのばらお
くちびるにわ みりょうのひお
うれいにゆがめ きざみこむの

2B
このはかないがらすに なにおもとめ いうのか
これいじょうほかに いつわり きかざれというのか

2S
からくりにんぎょう ぜんまいがうずおまく
かみあうことない むりょくなはぐるま
とげみせただよい かおる むそうのはなよ
ひたれるみわとうに うせてしまったわ

C
おつきさまおせにした ふくろうわ めほそめて
ろじうらのくろねこは ひそやかにわらってた

3S
こわれたにんぎょう さめたひとみおさらし
みえないなみだお ちにながしました
ゆかいにあわれな それわ ゆれるてんびん
こどくで こっけいな おとぎばなしです
おとぎばなしなのです

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

壊れた人形は天秤を揺らす

キーワードは「宝石」「嫉妬」「赤」

自分を着飾る宝石に嫉妬してる・・・というか、それを強要する周りの人間にも静かな怒りを感じて、こんな物付けなくても、私を愛してよ!という感じの内容です。
でも周りに本音を言えないので日記とかに綴って、
「今日の私はまるで操り人形だったわ」みたいな自己分析してる感じです。

閲覧数:186

投稿日:2011/04/18 00:08:04

文字数:1,042文字

カテゴリ:歌詞

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  • eta3372

    eta3372

    ご意見・ご感想

    応募ありがとうございます、歌詞拝見させていただきました。
    キーワードを元に上手く物語が作られているな、と感じました。
    説明も付けて頂いて分かりやすかったです。
    結果の方はまた後ほど報告させていただきます。

    2011/04/05 21:06:20

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