月光照らしだす過ぎた日の想いを
星影によく似てた微笑みを思い返す

月を糧に生きる私 貴方とは何もかも違う
なのにこの心だけは 恋を知っていたの

舞い落ちる月の羽 はらはらと夢のように
舞い踊るこの身体 小夜に隠れ咲き乱れ
玉響に鳴り響く 貴方へのこの想いを
光とともに散らしてく

夢よ咲け 夢よ散れ 夢を夢と知る前に
暁に浮かぶ月 どうして忘れられない
追いかけて 追いかけて 貴方の影探しても
もう私には遠すぎて


指折って数えてた月満ちるその日を
民草に紛れてるあの瞳探していた

私が舞うその瞬間(とき)だけ 貴方の目独り占めできた
だから私は貴方の 為に舞っていたの

舞い落ちる言の葉は 途切れた想いの続き
舞い踊るこの四肢は 貴方へと捧げる歌
玉響に消えていく その灯りに触れたくて
月を背に瞳を閉じた

夢よ咲け 夢よ散れ 貴方はどこにいますか?
暁に満ちていく 月を仰ぎ伸ばした手
追いかけて 追いかけて もし貴方に出逢えたら
きっと想いを伝えるわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

沙月

くろさんの楽曲に、歌詞を応募しました。→http://piapro.jp/content/xlwojikmbypgz2hl

とても綺麗な曲なのですが、こう・・・なんというか、芯が強いというか、力強さが感じられるんですよね。私のイメージでは、舞姫が叶わない想いを体中で表現して、狂おしいほどに舞っているような感じだったので、それをそのまま詞にしました。

自分の中では、その舞姫は人間じゃなくて、月の精霊かなんかなんです。その素性を隠して、旅芸人の一座と一緒に色んな国を巡っている、みたいな。
だから自分の気持ちを「貴方」に伝えられなくて、でも満月の日にだけ自分の舞を見に来てくれることが嬉しくて・・・。

「追いかけて」っていうのは、月を追いかけているんです。
舞姫は人間ではないので、寿命が長いです。詞の冒頭にあるように、これは追想の歌です。
「貴方」も月(あの世)へ行ってしまって、独りぼっちになって、月夜に舞いながら、過去のことを思い出しているんです。

月を糧にして生きる彼女が、月に背を向けるということはつまり・・・。

この世で結ばれない者たちも、あの世でなら・・・なんて考える私って、以外にメルヘンですね←


☆前バージョンに、ひらがなverあります。

閲覧数:243

投稿日:2011/01/26 02:49:01

文字数:437文字

カテゴリ:歌詞

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  • (D.M.)チャーミー

    (D.M.)チャーミー

    ご意見・ご感想

    説明を読んでいたら切なくて泣けてきました。

    2011/01/26 08:57:08

    • 煌々

      煌々

      チャーミーさんへ

      ご感想ありがとうございます!
      泣けてきましたか?・・・嬉しい言葉をいただけて幸せです。
      今度は説明文無しでも伝わるような詞を書けるよう、頑張りますね!

      2011/01/26 22:33:59

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