Radiate signal


空の彼方 白く染まる
眩し過ぎて目を細めた
青く深く 空映して
澄んだ露が キラリ光る

夢の余韻 寝惚け眼(まなこ)
目を覚ました薄いリアル
鏡越しに作り笑い
そんな僕に嫌気が差す

駆け抜けていった一瞬を
何度も何度も悔やんでいた
昨日の僕にサヨナラ言おう
このままで良いわけないから

夜明け前の空
始まり迎える この場所で
明滅する Radiate signal
光と影が交差する十字路の
中心に僕は居る


生きることが重た過ぎて
視線落とす ひとりの夜
一歩ごとに俯いたら
星の色もわからないや

いつの間にか迷い込んでた
薄暗く複雑な迷路は
出口が無くて 順路すら無い
それでも進むしかないから

滲んだ朝焼け
息を吐くことも怖かった
そんな僕を照らし出す朝日を
翳した指の隙間零れていった

光を…

信じて突き出す
手のひらで触れて確かめた
唯一で限りのある生命(プリズム)
激しく熱を帯びて爆ぜる光は
"僕自身"の輝き

(間奏)

夜明け前の空
始まり迎える この場所で
明滅する Radiate signal
鼓動の音に呼応するかのように

輝く

深い闇夜でも
幾千の恒星(ほし)は瞬いて
彷徨う旅人に道を示す
不安で押し潰されそうなこの僕を

照らすよ

絶望の淵を
覗きこんで諦めたなら
きっと引きずり込まれてしまうよ
信じて 希望の光が射す方へ
待ち望んでた朝へ


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そらのかなた しろくそまる
まぶしすぎてめをほそめた
あおくふかく そらうつして
すんだつゆが きらりひかる

ゆめのよいん ねぼけまなこ
めをさましたうすいりある
かがみごしにつくりわらい
そんなぼくにいやけがさす

かけぬけていったいっしゅんを
なんどもなんどもくやんでいた
きのうのぼくにさよならいおう
このままでいいわけないから

よあけまえのそら
はじまりむかえる このばしょで
めいめつする らじえいと しぐなる
ひかりとかげがこうさするじゅうじろの
ちゅうしんにぼくはいる


いきることがおもたすぎて
しせんおとす ひとりのよる
いっぽごとにうつむいたら
ほしのいろもわからないや

いつのまにかまよいこんでた
うすぐらくふくざつなめいろは
でぐちがなくて じゅんろすらない
それでもすすむしかないから

にじんだあさやけ
いきをはくこともこわかった
そんなぼくをてらしだすあさひを
かざしたゆびのすきまこぼれていった

ひかりを…

しんじてつきだす
てのひらでふれてたしかめた
ゆいいつでかぎりのあるぷりずむ
はげしくねつをおびてはぜるひかりは
"ぼくじしん"のかがやき

(かんそう)

よあけまえのそら
はじまりむかえる このばしょで
めいめつする らじえいと しぐなる
こどうのおとにこおうするかのように

かがやく

ふかいやみよでも
いくせんのほしはまたたいて
さまようたびびとにみちをしめす
ふあんでおしつぶされそうなこのぼくを

てらすよ

ぜつぼうのふちを
のぞきこんであきらめたなら
きっとひきずりこまれてしまうよ
しんじて きぼうのひかりがさすほうへ
まちのぞんでたあさへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

■Radiate signal

伊藤由宇さんの [歌詞募集4/15〆]radiate signal (No Lyrics DEMO)への応募作です。

http://piapro.jp/t/7PH_

@歌詞について
力強い楽曲だったので、未来に歩き出していくような決意とか覚悟を表現しようと考えました。
明けきらない空が徐々に白く明るくなり、急に差す朝日。
それを絶望と希望の対比として使いました。
そして、自分の日常を照らすその光こそ、本当は自分が発する光なんだといった感じです。

明と暗に揺らぐ迷いの中から光へと進んでいく決意。
自分の中に光を見つけて歩き出していくような力強さを表現できてたらいいなぁと思います(^^;)

2015/04/15
2番サビの変更をしました。
歌詞説明一行増やしました。

閲覧数:192

投稿日:2015/04/15 22:37:51

文字数:1,356文字

カテゴリ:歌詞

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