A1
ギヤの音 狂いも許さず
青晴れの海 吐く煙
雲の間に惑い

A2
人の音 狂いも忘れて
射止めし火よ 其はグラディエント

S1
紡げ糸巻き とんからりらと
当ても無く
いつか機が飲み込む日まで
潰えぬ一糸を

A3
星の音 波間に埋もれ
幾年待たず沈みゆく
聞く者無きヴィンテージ

S2
紡げ糸巻き とんからりらと
帰す前に
いつぞ染めし黄丹の色を
薄らぐ意思を

B
過去を背負い花開けし人々の
暦織り成せ縦横に タペストリ

S3
紡げ糸巻き とんからりらと
玉の緒を
いつか機が飲み込もうとも
絶えねど紡げ

A4
人の音 ギヤに埋もる
幾年積みし幸を染めて


* * * * * *


A1
ギヤの ね くるいも ゆるさず
あおばれの うみ はく けむ(り)
くもの まに まどい

A2
ひとの ね くるいも わすれて
いとめし ひ よ そは グラディエント

S1
つむげ いとまき とんからりらと
あても なく
いつか はたが のみこむ ひ まで
ついえぬ いっしを

A3
ほしの ね なみまに うずもれ
いくとせ またず しずみゆく
きく もの なき ヴィンテージ

S2
つむげ いとまき とんからりらと
きす まえに
いつぞ そめし おうにの いろを
うすらぐ いしを

B
かこを せおい はな ひらけし ひとびとの
こよみ おりなせ じゅうおうに タペストリ

S3
つむげ いとまき とんからりらと
たまの おを
いつか はたが のみこもうとも
たえねど つむげ

A4
ひとの ね ギヤにうずもる
いくとせ つみし さちを そめて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

糸巻きレストレーション

明治時代が日本の産業革命期と聞いて。
幕末という激動の時代を乗り切った、その先にある新たな激動である文明の飲み込まれる人々――を、意識したつもり。

ディノ様に宛てた応募歌詞です。
http://piapro.jp/t/XAn5

閲覧数:216

投稿日:2011/10/29 22:05:24

文字数:687文字

カテゴリ:歌詞

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