[1A]

冷たい重たい「もの」ここに
確かな感覚が妙に甘い

空っぽの脳みその中
命題は溶けぬまま
絶対零度
ガラス張りの憂鬱


[1B]

目を閉じて3秒
くらりくらりら
白い呼吸
さらりさらりさらりら
落ちゆく最中(さなか)
騒々めく(さざめく)君の香


[1S]

煌々と(こうこうと)光りだす青いランプ目を貫いたんだ
一瞬で肺を刺す温度に溺れて
泣いた、泣いた

誰か迎えに来るなら
鼓動を1とするなら
それは世界の終わり

[2A]

小気味のいい酩酊(めいてい)に浮かんだアジテエト
実に愉快

くたくたの掌(てのひら)の中
命題は溶けぬまま
正真正銘
ガラス越しの約束


[2B]

正しいリズム
カラリカラリカラリラ
開かないドア
つらりつらりつらつら
こんな腕でもあの子に触れたい

[2S]

滔々(とうとう)とこぼれだす青いランプ"通常運転"だ
一瞬だ 見逃すな
飛び込んできた見慣れない色

ここから出られるなら
鼓動を1とするなら
それは世界の終わり


[3S]

爛々と(らんらんと)回り出す
赤いランプ目を貫いたんだ
一瞬で身を焦がす
たった今世界が終わった

カンカンと唸りだす(うなりだす)サイレン
火を放った
ああ、僕を燃やすのは君の涙で十分だ

順々に熱をもつ
嘗ての(かつての)レイトウニンゲン
一瞬で思い出す
くちびるも凍る程の恋

君とふたりでいるから
鼓動が1を打つから
冷たくても許して欲しい
カサカサの手にキスをしたら
これが世界の終わり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

[応募]レイトウニンゲン

まちすさんの素敵な楽曲に!

まちすさんのイメージと合致するか分かりませんが、
疾走感のあるロックサウンドに、
SF?チックな世界観をかさね、
思い切ってストーリー性のあるものにしました。


字数がかなり雑且つてきとうです、ごめんなさい…
読み方に戸惑いそうな漢字には、カッコでふりがなをつけておきました。


【概要】
人々の記憶から消えたままの冷凍人間、
ぼんやりとした頭の中でもう誰も迎えに来ないことは悟った、
もし僕がここから出られるとしたらそれは世界が終わる時だ、
と皮肉ってみる、
そんな時その命題を君は「溶きに」きた、
その香りに僕は嘗ての恋情を思い出した、

閲覧数:228

投稿日:2013/09/27 08:41:23

文字数:650文字

カテゴリ:歌詞

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