街に出たら雨が降り出すのは
僕が雨神様で間違いないから
予報はずれた傘を開いて
空に屋根を建てた


周りは皆肩を寄せあいながら
2人で一つの雨宿りをして
どちら様の縁結びの神
様にでもなっていた


満たされずに
考えたのは
長靴を履いてみたらいいのかな
でも2人で履くような
サイズのは
あるようでないような気がしたんだ


例えば
僕が雨降る国の偉大な王で
この空も支配できたなら
残さず雲を食らいつくして
雨の無い世界で涙しよう



雨男の意地を見せつけた
お天気予報士も泥だらけ
高い空を最後に見たのは
覚えちゃいないのさ

いつの間にか受け入れていたら
水たまりが僕らを飲み込んでは
黒い雲の腹の虫泣いて
でらんなくなったのさ



晴れの靴の君には
泳ぐことは難しすぎたかな
あの2人で乗ろうとしたお船には
漕ぐためにいるものが無かったんだ

願う
どんなに雨が降りつけていたって
一滴残さず飲み干せたなら
溺れかけてた君をこぼして
1人この世界で傘をさそう

この雫はいつだって
不透明物に意味をつけて
雨の降る音が
僕の耳には
答えようのないような
響きだった


この想いが
雨音一粒すくって
確かなものだとそう思えたなら
まとわりついた
呪いが解けて
虹がかかるような
気がしてさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨男の古い傘 歌詞

歌詞です

閲覧数:1,977

投稿日:2015/03/15 22:14:50

文字数:552文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました