思えばひとに好かれることなど
とんと縁がなく
なんせ正直なものですから

枯れた自身の
終の望みと
ひと真似でも
莫迦なことをしてみました

古々、ふるふる、揺る辺や降りた
いにしえ縁や咎が立つ
都忘れの萎む頃
辰の翁の昇り路


思えばひとに好かれることなど
とんと縁遠く
なんせ悪食で在りますから

死んだ心の
願いをくべて
街灯りに
紛れればこそ、其れが好しと

古々、ふるふる、揺る辺や降りた
いにしえ縁が咎が啼く
都忘れが青路(あおみち)の
立つ望みのいとけなさ


枯れた自身の
骸ごと
くべた願いの
濁りごと
都忘れよ忘れ路よ
青く尊く、永遠に在れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

とある末期(まつご)の古竜譚

命尽きても恋しけれ。

小さな命の灯が愛しいと、ミヤコワスレに語るおじいちゃん竜の最期のお話。

ネタ的にルカさんかなー

閲覧数:103

投稿日:2017/07/23 00:25:57

文字数:281文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました