決した言葉は 酷く脆くて
愚弄しているよう
計り知れないような
名ばかり残して
忘れかけていたような
被害妄想 懐かしい
憧憬 蘇る
劣等感に押し流され
我儘し放題
寛げない歪みを抱えて
充ち欠けた月を食んで
暗闇に眠る夢
接した大人は えらく温くて
武装しているよう
晒しきれないような
仲間に溺れて
呆れさせていたような
利害構想 芳しい
造形 欹てる
舌頭案に飲み下され
蟠り生涯
虚ろげなる無邪気を讃えて
悔い敗けた月を病んで
群がり舐ぶる夢
微睡みから三日月が
覗いているまぶた
寄りかかるもわたしの夜
白く包む揺り篭は
不快なほど重くして揺れる
生きざまを表している
抽象的な涙さえも冴えない
目覚める嘘を噛み締めて
煩げな鈍い痛みが
張り裂けてくれないから
夢を食い散らかすことも
出来ないから空きることもなく
冷やかしていく月の満ち欠け
狂おしい目眩命秤
傾けてくれないから
無依を盲目することも
出来ないから醒めることもなく
目明かしていく日々の引き換え
行方知れずの食い違う夢だけが
今芽吹かせようと咲いた
俄かしていく月の満ち欠け
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