『金平糖万華鏡』


(とぅんとぅるてんとぅんてん とぅんとぅるてんとぅんてん)
(とぅんとぅるてんとぅる とぅんとぅんてん)

甘い黄金(こがね)のお星様 坂を転がり溶けていく
ドロドロになって流れた先では水溜まり
その中で待ってましたと魚達が叫んでた

(とぅんとぅるてんとぅんてん とぅんとぅるてんとぅんてん)
(とぅんとぅるてんとぅる とぅんとぅんてん)

白い粉雪 砂糖菓子 蝶の形のお裾分け
粉々に割って散りばめた池に豆蒔いて
石段を三段飛ばし 狐達がはしゃいでた

煌めく砂場に座布団敷いてお持て成し 浪漫綺譚
内緒話をまぶした飴玉を差し出してままごと遊び

目移りし過ぎてくるくるくるりと目が廻る
後ろ後ろの正面様 お構いもしないで御覧遊ばせ
縁結びは神様頼り 鐘を鳴らして柏手打てば
紳士な狛犬が鳥居の向こうから“こんにちわ”


淡い溜息燻(くゆ)らせて苦い煙管に酔いしれる
ゆらゆらと揺れる香り纏わせて夢見がち
水槽で暇持て余す硝子玉が笑ってた

さざめく俄を風呂敷包み持ち帰り 御伽草紙
昔話に隠した不思議を書き出して折紙遊び

欲張りし過ぎて手当り次第に目を廻す
迷い迷った天神様 お招きもしないで御免遊ばせ
運試しはお神籤頼り 賽を振られて結果を待てば
気侭な妖怪がお布施を強請(ゆす)りて逃げてった


(とぅんとぅるてん とぅんとぅるてん)
(とぅんとぅるてんとぅる とぅんとぅんてん)
(とぅんとぅるてん とぅんとぅるてん)
(とぅんとぅるてんとぅん とぅんとぅるてん)


目くじらたててはじわじわじわりと目が霞む
後ろ後ろの正面様 行先も告げずにお出かけ遊ばせ
きっかけには風鈴頼り お呼び出しして手土産持って
童歌(どうか)を語りて御手玉積み上げて遊びましょう

目移りし過ぎてくるくるくるりと目が廻る
後手に回った風神様 お教え出来なくて御免遊ばせ
縁結びは神様頼り 鐘を鳴らして柏手打てば
紳士な狛犬が鳥居の向こうから“さようなら”


(とぅんとぅるてんとぅんてん とぅんとぅるてんとぅんてん)
(とぅんとぅるてんとぅん とぅんとぅるてんとぅん)
(とぅんとぅるてんとぅる とぅんとぅるてん)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『金平糖万華鏡』

このタイトルの字面、意外と好きです
何かキラキラ黄金色みたいで(笑
和菓子と言えるかどうかはさっぱりだけど金平糖は一番好きだったりする
んでもって(  )の中身を口遊んでフンカフンカ適当に歌ってたら・・・(たまに変な歌を即興する癖がある
・・・あれ、これ使えんじゃね?
そしたらこれが出来てましたよ
褪せた赤茶色に狐色や鴇色に白など散りばめた御伽絵本みたいなイメージ
ひたすら和風、本当好きね和風

よく「見た目と中身が裏切ってるよね」と友人に言われる、何故さ(まぁ解るけどね

閲覧数:149

投稿日:2012/07/09 21:29:41

文字数:919文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました