マユツバ


ふと我に返れば この瞬間までの事が
何も思い出せない 僕はどこにいたのですか
最初の導きに 疑問を持たなかったあの子
きっともう僕なんかじゃ 思いも及ばぬ事をしている

机の端の少年が 今わざとらしく笑うのを見て
「なんだその声は」と心が鳴いた 無茶言うなよ とても悲しいんだ

誰にも見えちゃいなくて 誰にも聞こえぬ声は
眉唾者でしか在り得ないのかな
この手の感触さえも疑わしくて
意識を過去へ未来へ飛ばせど 行き違いなんだ いつでも

誰も自分以外の 心を証明できない
僕らそう怖くて それに触れるのを躊躇っている

変化が待ちきれないで 引き裂いては焦り繋ぎ合わせ
ツギハギを直す魔法の呪文を 教えてくれ みっともないんだ

誰も彼も耳すまして 聞こえない声すらも聞いて
眉唾の悪意に苛まれてる
その言葉の真意さえも疑わしくて
戸惑うほどに絡み合う意図が 解けないでいる このまま

忘れないでよ 確かな感覚を
目に映るなら それは絶対に 現実だから

誰にも見えなくたって 誰も聞いちゃいなくたって
放つよ眉唾の歌を何度でも
もし自分の声でさえも煩わしくて 一人芝居に限界が来ても
誰にも見えちゃいなくて 誰にも聞こえぬ声に
気づかれることが一度でもあれば
この手の感触さえもただ愛しくて 間違いないな僕はここにいた
行き違いだって 何度したってやり直そう これから このまま

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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マユツバ 歌詞

閲覧数:83

投稿日:2014/01/19 17:50:35

文字数:599文字

カテゴリ:歌詞

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