散る 舞う 言葉の欠片(かけら)が
鳴く 呼ぶ 遠くからの音
過去 今 時として刻む空の果てを
刺す 焼く 心の奥を
痛い 辛い 巡るこの星が
輪廻転生の間(はざま)で 僕を呼ぶ

駆けて 飛んで 蒼い記憶
君も見たことのない光
雪の結晶 溶けて溢(こぼ)れて消えた 夢

那由他 幾千の時を経(へ) 辿り着いたこの場所で
君を知るその目に 映る景色
三千世界の中で

謎掛け 答えのない問(とい)
時間(とき)とて 置き去りの過去
空 海 果てなき終わりを探して 飛んだ

泣いて 落ちて 何を求め
君が見つけたはずのものを
失くし 探し 空は広く 終末の色
飛んだ 終わりを告げたもの 何処にあるのかと 叫び
水面(みなも)に揺れる波 奇跡の音 心 聴こえたようで

廻る廻る 透明な 何処までも広がる 夜
落ちる 浮かぶ 繰り返し 僕は何処へ行くの

駆けて 飛んで 暗い闇を
僕も初めて知った パトス
音の色を拾い集め 空へ還す

響き合う 夢の中での輝く最果ての声
近く 遠い その声 姿はなく
咲いた きらめく色の 花

遥か遠くから舞い降り
僕を迎えに来たもの
夢の終わりのような 始まりの日

飛ぶよ 時間(とき)の壁 越え

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

天体のアカシックレコード(仮)。

「パトス」とは
アリストテレス倫理学で、欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀 (かな) しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態。情念。

「那由他」とは
諸説あります。ざっくり書くと、元は仏教用語で、梵語の"nayuta"を音訳した、「極めて大きな数量」

果てのない、限りない空間の中で広がり、飛び、落ち、舞うもの
広大な世界をイメージして…。

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投稿日:2016/10/29 16:29:43

文字数:520文字

カテゴリ:歌詞

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