[A]
微かな草の音(ね)
白い兎は月を語る
「あそこに仲間がいるのです」
見上げて一つ呟いた

[A2]
僅かに水の音(ね)
井戸の蛙は海を望む
「ここよりずっと広いのです」
見上げて一つ呟いた

[B]
知らない世界へ踏み出すには
僕たちはまだ未完成で

[S]
震える手を伸ばして
君は少しだけ僕を見た
ほんのちょっとの
勇気があれば
きっとその手を取れるんだ

[A1]
微かな土の音(ね)
君が歩いてるその道は
世界の何処かに繋がって
君の未来になるのです

[A2]
僅かに石の音(ね)
僕が歩いてるこの道も
世界の何処かに繋がって
それが同じ場所だといいのに

[B]
よく知る世界も操れない
僕たちはまだ未完成で

[S]
震える手を握って
僕は少しだけ俯いた
ほんのちょっとの
愛があれば
僕はその手を取れるかな

[C]
歪んだ世界は
僕と君を切り離す
どんな優しい夢も届かない
例えその手を握っていたとしても
いつかは途切れてしまう
そんな世界で僕らは
どれだけの時間を過ごすのだろう

[S]
青い星の上には
幸も不幸も溢れてて
ほんの小さな僕たちには
全貌を知ることなんて
できないから

[S2]
ほんのちょっとの勇気で
世界は変わるのかな
ほんのちょっとの愛で
変えられるのかな

ほんのちょっとの
勇気と愛で
世界を君に捧げたいのです

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ほんのちょっとの勇気と愛

ほんのちょっとの勇気と愛で

世界を君に捧げたいのです

閲覧数:135

投稿日:2010/08/04 21:58:32

文字数:583文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • オボロン

    オボロン

    ご意見・ご感想

    響葉さん、こんばんは。
    オボロンといいます。

    「ほんのちょっとの勇気と愛」拝見いたしました。
    独特の世界観で、きれいなイメージが広がっていてとても面白い作品だと思います。
    最初に兎がつぶやく部分で引き付けられて、色んな音(ね)のバリエーションで
    魅せられました。

    「地球の兎」、「井の中の蛙」、「地上の自分たち」は世界のすべてを知ることはできない、
    だからこそ、ほんのちょっとの勇気で、せめて自分の世界だけでも変えたい
    という願いがこめられているのかなと勝手に想像しています。

    別の作品も拝見させていただきますね。
    これからも創作活動がんばってください。

    追伸
    「C」の6行目の「それな世界で僕らは」は「そんな世界で僕らは」でしょうか?
    余計な事だったらごめんなさい。

    2010/08/04 00:03:23

    • 響葉

      響葉

      コメントありがとうございます!
      ものすごく嬉しかったです!

      私はまだまだ初心者で、そのようなご感想をいただけると本当に嬉しい限りです!
      日本語がおかしくなるほどです!!!


      この歌詞はオボロンさんがご想像したとおりの願いがこめられております。
      (それだけではありませんが)
      読み取っていただきありがとうございます。
      もとはもう少し違う内容になる予定だったのですが…。(私ではよくある話)


      それから、ご指摘ありがとうございました。
      私の間違いです。
      何度か見直しはしたのですが、思い込みとは恐ろしいですね…

      オボロンさんの歌詞もいろいろ拝見いたしました。
      とても素敵だと思います。
      個人的には「WhiteLotus」が一番好きです。
      胸がキュン、となりました。

      これからも素敵な歌詞を書き続けてください。
      応援しております。

      2010/08/04 22:25:03

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