「おはよう」
今日と明日のはざまで僕は尽きる
確かおとといも同じような声が聞こえたんだ
確か 聞こえたんだ


「そんなことがあったんだー」
何食わぬ顔でルリ・・・桃花ルリは言う
「不思議だねー」
「ん」
少年・・・ソラトは無表情に返事を返す
いや、もしかしたら返事ではなく、ただの独り言かもしれないが

「ソラト!」
ソラがこちらへかけてくる
「ソラトー・・・ってあれ、ルリも来てたんだ」
「ちっす!!」
「・・・・・どうした」
「いやー、いたから声掛けただけだ。特に用はない」
「ん、そか」
そんな感じで夕日をながめる
今日の夕日は、白かった

「おはよう」
まただ
またあの声だ
また今日と明日のはざまに
また同じ声
ふさいでも聞こえてくる
朝が来るなとうめいてる

そして、今日も僕は眠れなかった


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不眠

我が家の亜種で一人称小説
ぶっとんでるぜ!
好評なら続けるかも

スペシャルサンクス
桃花るりさん

本当に、本当にありがとうございました

閲覧数:82

投稿日:2010/05/03 17:58:32

文字数:355文字

カテゴリ:小説

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