西日 容赦なく
団地ゆきのバスは
冷房もきかない

きみの日傘の
手摺に揺れるのを
遠くから見ている

3度目の夏
媚びるゆめのように
笑いかける きみは

生活の顔
レースのあちら側

棘にくるまれた花
その危険をはらって
水を注ごう

汗の首がしなる 鳴いても
磨りガラスは 風をこばむ
白い茎の茹だる 陽炎
夕暮れにも気づかない

ねえ よそみしないで 電話切ってて
手つないだまま まだ終われない
いつもよりきれい いつもよりきれい
こわがらないで 赦しておくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

団地

閲覧数:589

投稿日:2018/06/14 13:26:56

文字数:235文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました