A
街を彩るネオンの 光に誘われ
飽きもせず今日もまた 酒に溺れ
他人事のように 馬鹿な男さと
俺は俺の事を 笑うのさ
B
Ah俺の心の 錆び付いた車輪には 幾ら酒を注ごうとも
回りだしはしない 何処までも空回り
S
昨日別れた女の 事も忘れられず
時計の針が進むまま 夜を過ごす
舌に乗せた苦さで 忘れようとして
酒の味がキスを 思い出せる
B
Ah俺の心の 伽藍堂に 空いた隙間には
ここに流れるブルースの音は 悲しいほどに響くのさ
S
昨日を忘れようと明日から目を伏せて
今のために独り 酒を煽る
あいつの事は忘れたよと強がれもせずに
溜息を零し 目蓋を閉じる
C
夢に落ちては また目覚めていく
昨日確かめたキス をなぞり な が ら
S
街を彩るネオンの 光に背を向けて
今日も朝日に向かって 歩き出す
こんな馬鹿な男にも 朝は来るのさと
男はニヒルに 笑うのさ
ブラインド・ブルース
「エメ」様が作曲された楽曲の歌詞募集用に書いた作品です
http://piapro.jp/t/DjUD
-イメージ-
二十世紀初頭のアメリカのネオン街に入り浸る
馬鹿な男の一夜のお話
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