薄暗い部屋の中 蹲って電光色に照る いつからか動かない 壁時計の針をぼんやり眺める
赤い糸に背中を縫われたクマが ボタンの無機質な 瞳をお茶会に落としてる
冷めきった紅茶と 湿気てしまったクッキー 甘い色の中に見える 悲しい匂いに影がおちる
淡いピンクの毛布に包まれて 私は今日も優しい夢をみる

白馬の王子に手を引かれ 門番と追いかけっこ 女王は微笑む
幼い時にみたあの絵本 今でも鮮明に覚えている 私はそうアリス 迷い込んだ幼子
砂糖の一欠片 溶けていく赤い色 檸檬を浮かべて飲み干したなら いっそこのままここで 永遠の眠りにつこうか

青白い部屋の中 寝転び太陽の照る 窓から目を逸らして 壁時計の針をじっと睨む
眠りにつきたくてとじたはずの瞳に 楽しかった日々の在った記憶が宿ってる
味のしない食事に 飽きてしまった本 冷えた色の中に混じる 懐かしい匂いに涙が落ちる
薄い白の毛布に包まって 私は遠いあの日の夢をみる

優しかった父の手を繋ぎ 夕暮れと追いかけっこ 母は微笑んでる
最後にみたあの笑顔 今でも鮮明に覚えている 儚く散っていった 苦しいほど赤い花
記憶の一欠片 支配していく黒色 心に沈めて飲み干したなら いっそこのままここで 終わりのない夜に委ねようか

私はアリス 夢の中でひたすらに彷徨う幼子
何もかもを失った あの子は私じゃない
私は私は私はここにいる それが全てなの
偽りなんかじゃない 真実はそこにある
底 どこ ここは どこ

鮮血の王子に手を引かれ 門番と鬼ごっこ 女王は笑顔を消した
幼い時にみたあの絵本 最後はハッピーエンドだった? 私はそうアリス 迷い込んだ幼子
砂糖の一欠片 溶けていかない赤い色 檸檬を浮かべて飲み干したなら もうこのままここで 永遠の眠りにつこうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Alice night mare

閲覧数:15

投稿日:2017/07/22 09:27:28

文字数:762文字

カテゴリ:歌詞

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