手を伸ばした時には
君はもういなくて
目を逸らした時には
君はまだここにいた

B
薄紅色の道を
躊躇いがちに歩く僕ら
彩る窓の縁に
戸惑いがちに息を吐(つ)いた


どうやったって記憶の君は
鮮やかなまま 鮮やかなまま
伏せた目に忍ばせた紫
清らかなまま 清らかなまま
どうか


弧を描いた心は
君に届かなかった
裏返しの心は
君に届いたのかも

B
霞んだ色の道を
躊躇いながら進む僕ら
曇った窓の外に
戸惑いながら音を乗せた


どうやったって記憶の君は
俯いたまま 俯いたまま
伏せた目に忍ばせた紫
拭えないまま 拭えないまま
どうか

B'
薄紅色の街で
躊躇いながら歩いた君
霞んだ色の空に
戸惑いながら笑った君
そんな君をただ見たかった

LS
どうやったって記憶の君は
鮮やかなまま 鮮やかなまま
伏せた目に忍ばせた紫
清らかなまま 清らかなまま

どうやったってあの日の君は
悲しげなまま 寂しげなまま
伏せた目に忍ばせた紫
拭えないまま 拭えないまま
あぁ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

心はまだ紫のまま

「この心はまだ君の物だ」


春の足音が近づいてきたかと思えば遠ざかる季節。
桜並木に彩られた小道を歩けば、幸せそうな恋人たちが身を寄せあい、冷たく吹き抜ける風を凌いでいる。
一人寂しく思い出すのは、この心を染めた君の淡い輝く紫の瞳だけ。

――なんちゃって、くりすぴーです。
春の陽気に当てられて恋愛曲が書きたくなりました。
例に違わずですが曲練習にでもいかがですか……?|´-`)チラッ

閲覧数:156

投稿日:2017/04/06 01:55:32

文字数:444文字

カテゴリ:歌詞

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