1.
薄霧がかる山瀬、空色、温い神風
ファンファーレ 輪舞曲(ろんど)が鳴り響く町を出て風向かう東の方へ行け
ラララ 鼻歌を歌う少年少女
空へウララ 吟遊詩人が遺した詩(しらべ)
葦を向けて 止まることなく踏み鳴らせば
フララ 土が沈む音、靴が鳴らす音 万物が共鳴する劇場へ変わる

手を鳴らせば、歌えば真っ暗な林道も新月の真夜中も先を照らす灯りになるから
弦を弾けば、叫べば何もない風景も瓦礫の遺跡も新しい世界の色に染まるから
ふわり、ふわり、無計画で猪突猛進な人生でいいじゃないかな?
次の町へ行こうよ

2.
木々から古代の香り、藍色、淡いそよ風
ダ・カーポ 指揮者(マエストロ)が織り成す反乱民衆行進の向かう跡を行け
ガラリ 華やかな憧憬は火種に燃えて
グラリグラリ 教会の信者は西へ
遥か彼方 黒い煙が病魔へと変わる
私にはこの惨状を歌にして先へと遺して歩くしかない

泣いたら、走ったら後ろには灰かぶりの町だった。鎮魂歌を歌う声は出なかった
濡れれば、汚れれば人間らしく生きて死んでいける、現実に玉砕覚悟で進める
ゆらり、ゆらり、まだ見ぬ青い世界に辿り着こうと足掻いて望郷へ
上がる雨と歪な二律背反、錆びたステッキに標を任せる流浪旅
フィルムと積乱雲、レイニーガールは太陽の下へ

もう一度歌えば、歌えば必ず雲は割れると信じている。自らの信念が終点を指す
叫べば、足掻けば私は自分でいられる自由でいられる。苦渋と希望に休符を打ち込む
生きる少年少女よ、晴れるまで、雨が止むまで声を嗄らせ 音を飛ばせ
また 旅は続く
僕は歩き、私は歌うよ

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ワンダラーイデア

こうなおさんの作品用の歌詞
「吟遊詩人である旅人が田舎の町から町へ行き、まだ見ぬ世界を目指す旅」って感じがしたのでこの歌詞を書きました。

閲覧数:218

投稿日:2018/06/24 22:47:04

文字数:674文字

カテゴリ:歌詞

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