[赤熱の一等星]

まるですべての 出来事が 私を祝福するみたいなの
輝いた夜 綺羅星の下 全てを負い私は生まれたの
ってね、ママは言ってたの なるほどね 難しくてよく分からないけど
ご飯を食べて ベッドで寝れば みんな幸せ そういう事なのでしょう?

お勉強も剣のお稽古も少しは大変だけれど
でもね出来ない筈じゃないのよ
お花の鉢も虫のお庭も 私は支配しているのだから!

鳥籠の窓辺を 鮮やかな鈴音で照らすのは
未だ見ぬ世界に夢を観る 仮初めの光!
夢見の湖畔では 星海の最中に見ていたの
無限遠の距離に滲まない 青藍の一等星を!

お花畑も 枯れる日々ね 人の悩みも十人十色だわ
ままならぬ世界 生き行くならば 天蓋に揺らがぬ標は必要でしょう?

蜜を辿れば争いの砂塵 刃など悲しみを呼ぶばかりね
だけど目を逸らす筈無いのよ
悲しむ民も 灼ける世界も 私が支配しているのだから!

鉄色の荒野を鮮やかな茜に染めたのは
雨時の雲間に星を観る 熱情の光!
暗闇の夜には高らかに叫べよ星の名を
太陽が果てても沈まない 赤熱の一等星を!


星を討たんと弓を鳴らせども
刃など決して届かぬ距離と知れ
この身この腕 この魂も
銀の剣も 白いドレスも 私が支配しているのだから!

変わりゆく世界は 荒海の標に恋をした
転げ舞う惑星にも揺らがない 極星の光!

何時か遠い未来 新たなる命の客星が
生まれ来て世界を照らすのかもしれない だけど
それまでは今はまだ 夜毎の夢に見ていたい
無限遠の先に潰えない 青藍の一等星を!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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[赤熱の一等星](歌詞)

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投稿日:2016/10/24 05:15:43

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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