嘘の吐き方を僕に教えないでくれ
「ただ正直に、清くあれ」 それが社会の教えだ
涙の吐き方を僕に教えないでくれ
「ただ勇敢で、強くあれ」 それが大人のあるべき姿だ

汚さも卑しさも去れ
清くあれ 強くあれ
嗚呼
苦しさで潰されて
僕は粉々に砕けよう 今日こそは

嗄れた声に爪を立てれば
赤い血が滲むだろうか
痛いと言って、嫌だと泣けるのか
腐りきった自我でも
罅割れ剥がれかけた顔に
光が沁みる理由を教えて
僕に 教えてよ
神様、既に手遅れなのですか?


個を捨てろ 個を捨てろ
個を捨てたら僕らはどこへ行くのか

心の呼び方を僕に教えないでくれ
「ただ寛大で、賢くあれ」 それを疑い震える胎動


積み上げた自己逃避の記憶ばかり食い込んで
斬り捨てた自己証明の泥濘ばかりまとわりつく
罪深き自己犠牲の痕を穿り返して
曝された自己意識を糧に正の限りを焚きあげた

嗚呼 僕はひとりの怪物
清く強く賢い自我の赴くままに


嗄れた声に爪を立てれば
赤い血が滲むだろうさ
痛いと言って、嫌だと泣けるだろう
燃え盛る自我なら
罅割れ剥がれ落ちた顔に
貼り付いたままの×××を踏み衝けて、唾を吐き捨てる
神様、手遅れなんてものは無いのですね?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Illegal Instruction

オリジナル34作目の曲の歌詞です。
SNSとかでよくわからない礼儀の文化が流行ったりしてますが、何が良くて何がダメかって判断する第一歩はまず自分自身の気持ちでありたいですね。

閲覧数:184

投稿日:2018/01/08 22:20:02

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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