A
ヒューズを飛ばしたその叫びは 今もとめどなく
泣いた赤子よりもずっと ナーヴに触れる
B
溜め込んだ僕らの日頃のうやむや よくわからないものが
研ぎ澄まされた感覚を鈍らせた 早くはぎとってよ
サビ
ガラス細工の自分の内側に閉じ込めた
黒い獣は今日もヒビの隙間から
響け叫べよ喉に血が滲んでも
それは明日(あした)の僕の甘い汁
A
遠く遠く幼いころは 僕はオブジェで
紙の飛行機を眺めて 俯く
B
黒い埃が積み重なりいつの日か それは獣になって
駆けて君の喉笛を噛み切りたいと 願いはじめた
サビ
ガラス細工はそれでも君を守ろうとした
飛行機の下ピエロの微笑みのまま
獣は叫ぶ君の喉が欲しいと
それは今夜の僕の甘い汁
c
今を生きる獣は言わないさ 愛してるなんて
明日(あす)もあるガラス細工は言えないさ 愛してるなんて
サビ
ガラス細工の自分の内側に閉じ込めた
黒い獣は今日もヒビの隙間から
嗤い嗤えよ動けない僕らをさ
それは今日も誰かの甘い汁
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