A
 ヒューズを飛ばしたその叫びは 今もとめどなく
 泣いた赤子よりもずっと ナーヴに触れる
B
 溜め込んだ僕らの日頃のうやむや よくわからないものが
 研ぎ澄まされた感覚を鈍らせた 早くはぎとってよ
サビ
 ガラス細工の自分の内側に閉じ込めた
 黒い獣は今日もヒビの隙間から
 響け叫べよ喉に血が滲んでも
 それは明日(あした)の僕の甘い汁

A
 遠く遠く幼いころは 僕はオブジェで
 紙の飛行機を眺めて 俯く
B
 黒い埃が積み重なりいつの日か それは獣になって
 駆けて君の喉笛を噛み切りたいと 願いはじめた
サビ
 ガラス細工はそれでも君を守ろうとした
 飛行機の下ピエロの微笑みのまま
 獣は叫ぶ君の喉が欲しいと
 それは今夜の僕の甘い汁

 今を生きる獣は言わないさ 愛してるなんて
 明日(あす)もあるガラス細工は言えないさ 愛してるなんて
サビ
 ガラス細工の自分の内側に閉じ込めた
 黒い獣は今日もヒビの隙間から
 嗤い嗤えよ動けない僕らをさ
 それは今日も誰かの甘い汁

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今夜と明日のクロとシロ

【補足】
性欲を我慢するおはなし。理性=ガラス細工は明日の過去の失敗(1番)から明日のために保身するが、それに閉じ込められた欲望=獣はいま彼女を食べたい。最後に笑うのはおそらく彼女か別の男か

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投稿日:2016/04/29 13:50:01

文字数:447文字

カテゴリ:歌詞

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