十五夜の月 庭先に落ち 僕の膝を静かに染める
鈴虫の声 遠くで響く 惑う僕を導くように

あの時からなぜか 満月の日はいつも晴れで
こぼれる寂しさを 痛いほどに照らし出すんだ

 揺れるススキの穂 その向こう側に
 霞んでいるのは 君の幻なのか
 遠く 遠くまで 届けようとして
 紡いだことばは 風に溶けて消えてゆく

月のウサギの伝説なんて いつも笑い飛ばしてたけど
想いが時間(とき)に流されるうち 
いつかそれさえ願っていた

祈れば届くかな? 君に会いたい この願いが
連れていってほしい この手をとってその場所へと

 照らす月明かり その光の中
 探しているのは 君の姿ばかりで
 見上げる夜空に 浮かんだ鏡は
 僕ひとりだけを ただ静かに映してる


照らす穂先は 揺れる光は
僕に何を語るのだろう?

 揺れるススキの穂 その向こう側で
 君はいつまでも あの日の笑顔のまま

 照らす月明かり その向こう側に
 僕は今もまだ 君の姿を探す
 でもその背中は あまりに遠くて
 紡いだことばも 風に消えて届かない
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【コラボ枠投稿作】 つきにおもいを

コラボ『ProjectFS』での作成楽曲です。
(2008年9月テーマ採用作)
作曲は社季斎(今宵P)さんです。

コラボ枠の歌詞URLはこちら。
http://piapro.jp/content/5fh0otqk7f6xicky

mp3   http://piapro.jp/content/chs0qsczvcjia601 (コラボ内)
ニコ動 http://www.nicovideo.jp/watch/sm4782605

ライナーノーツ http://mak-kanzawa.seesaa.net/article/163459265.html

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投稿日:2014/09/10 01:59:12

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

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