アストレア


終わりと始まり一度に告げた
環状の先の因果を聴けば
縷々たるるらるら机上の空論
昔も無限も無機質な無での生

色は匂えど散りNullの定め
ジベタの讃歌を蒸し返しても
模倣犯すら致し方高貴
教祖様を見て増上慢した

業得の折伏の侃諤も揺らめいた
――何処に居るんだ？
群生の魂魄の心臓で蠢いた
私を見てた！

宇宙の果てから阿僧祇那由多
蒼穹蔓延る無相の笑顔だ
――私は本当に何でも無い
滅びる王都にて刹那を生きたら

いよいよ始まる！
私の時代、私の時代
手を取り輪になる！
私の信者、私の信者が
いつまで経っても
報われない、報われない、報われない、報われない
地中を這えども
報われない、報われない、報われない、報われないなぁ

創造できるのは涅槃寂静
何度繰り返せば割に辿る？
目覚めた瞼は重くて、ちょっと
また潜る　虚夢の連鎖は止まらず

「私じゃない私じゃ、無い私じゃない」は慥じゃない？
私を見れば？

絶対王政　道行く道は
粗々探しに吹き飛ばされては
傲った神はサブカル女子
壊したい放題　閃光花火だ

いよいよ始まる！
新たな時代、新たな時代
此処に立ち居でる！
新たな世界、新たな世界が
踊り続けても
報われない、報われない、報われない、報われない
息を潜めても
報われない、報われない、報われない、報われないなぁ

――私は一体何者か？
――君の泣き声だけ憶えているんだ

いよいよ始まる！
私の時代、私の時代
手を取り輪になる！
私の信者、私の信者が
いつまで経っても
報われない、報われない、報われない、報われない
眠り続けても
報われない、報われない、報われない、報われないなぁ