巡る季節に想いを乗せて
稔りに稔ったこの実が揺れる
まだ美味しい今のうちに
あぁどうかその手で つみとって

付かず離れず腐れ縁
窓から見える貴方の部屋は
今じゃ遠くて届かない
大げさな仕草で交したジェスチャー
あなたはまだ覚えてる?

一緒に歩いた通学路
教えてくれた勉強 私の部屋も
どこもかしこも あなたの匂い
消したい 消えない
ねぇ 消さないで

巡る季節に想いが募り
稔りに稔ったこの実が揺れる
熟れすぎ美味しくなくなる前に
ねぇどうかその手で もぎとって

今年も迎えた誕生日
貴方がお祝いしてくれるのが
何より私のプレゼント
縮まる距離にぐっと手を伸ばして
ほら あなたに届きそう

私にくれた その笑顔
昔から大好き 私だけのもの
今もこれからもずっと先も
渡さない 渡したくない
ねぇ お願い

巡る季節に想いが溢れ
稔りに稔ったこの実が揺れる
落ちて潰れてしまう前に
あぁどうかその手で 奪いとって


着慣れたスーツに 染み付いた香水
いつしか薄れたあなたの匂いは
私の知らない大人になった

巡る季節に想いを乗せて
稔りに稔ったこの実が揺れた
落ちて潰れてしまうものなら
せめて貴方に渡したかった…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

揺れる果実

歳の差幼馴染。

閲覧数:40

投稿日:2010/09/18 13:25:07

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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