もしあの日見た花に
言葉を添えるなら何と言おう
机の上に並べた言葉
明日という未来にちゃんと
届くといいな
ぼんやりとした視界の先を
まばたきせずに見ようとしても
すぐに夢の中に引きずり込まれてしまう
黒い影が揺れる
その影を追いかけて
自分の影と重ねる
巡る日々の中で気付いた
僕は誰にもなれないってこと
今も下らない面影を
この目に焼き付けているってこと
それをいつまでも
この身体で感じたかったんだ
君が思い出になる前に
あの陽のもとで君を
呼んで消えないように
止めていたらきっとたぶん
この夢から覚めれたはずだよ
地平線の彼方から
笑って手を振る君が居る
そんな気がしてならないんだ
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