パブロフの蠱惑




外路地旧三番街 路地裏パラドーマ
人ノ怪物ノ怪 耳を覆う軍歌の海
劣線の先端 不意を突いたアリアーデ

不快な魍魎と理不尽な美空は
四肢に巻き付く蚕の幼虫
食い潰す犬歯 腫れる心の臓



疾走感の失速か
年老いたものだとヨボヨボ歩く
そんなんじゃ 次の警報は逃げられないよ

もういいか と匙投げた


泣いた哭いた鳴いた啼いた
大切なモノを護るため
必至二明瞭二猫ハ鳴イタ

四肢がへし折れ 歩けなくても
まだ生きている事を示唆せよ




弾頭はこちらを向いたまま 半世紀も威嚇射砲 飛んだ翔んだ 思想に舞い上がるピーチクパーチク 羽毟る
散弾揃って 欠伸をした 微睡む黄昏 決起集会
ろくに話さないのに 形だけ 独裁者を気取ってよう いいんだいいんだ

護るために振るえない刃
何も言わずに腐ってしまえ

利己主義が正義を振りかざしてる
ねぇ 笑えない



咲いた裂いた割いた最多
言葉の羅列 不毛な何もかも
単純二明快二事実ヲ残シテ

両の眼腐って 見えなくなっても
鼓動が躍動している事を示せ







存在感の証明か
パブロフと言われるほど猫っぽくないよ
そんなんじゃ 次の世界へは転生出来ないよ


迫る地を砕く太陽

笑いが響く







"泣いた哭いた鳴いた啼いた
悲しみを押さえきれずに

路地裏二捨テルヨウニ伏セタママ

小鳥が四肢を啄み 高笑っても 猫は死ねない―――――"

泣いた哭いた鳴いた啼いた
大切なモノを護るため
必至二明瞭二猫ハ鳴イタ

四肢がへし折れ 歩けなくても
まだ生きている事を示唆せよ

咲いた裂いた割いた最多
言葉の羅列 不毛な何もかも
単純二明快二事実ヲ残シテ

両の眼腐って 見えなくなっても
鼓動が躍動している事を示せ


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パブロフの蠱惑

その猫は必死に鳴く
もう動く事のない体で 生きていると


猫は泣く

閲覧数:57

投稿日:2017/03/14 05:43:31

文字数:768文字

カテゴリ:歌詞

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