夏夢花火

A La` Cr1-アラクロム-です。

これからの季節にぴったりな夏ロックです！
昔の淡い夏の恋を思い出しながら聞いてください


夏夢花火


入梅(ついり)過ぎ去りし頃に
追憶が心を揺らして
戻れないあの夏には
その季節 色褪せない


今日こそ言う 決めてたはず
君の背中 陽炎になる
秘めてた言葉を
ただ逃がしたんだ夏夢の中に


夏夜に浮かぶ
星屑消して
咲き誇るわ花火ぢゃなく
君に揺れて恋い焦がれ咲いてる
恋花火 夢花火 氷雨(ひさめ)のごとし
もどかしい事ばかり
戸惑うばかり
見つめて感じて慕情の炎
導火線に火がついた恋の蕾は
気付かれる事なく咲き散る


蒸し暑い 夏の湿度に
汗ばんで 扇で仰ぐ
その仕草 見惚れる程に
もう既に恋せよ乙女


通い慣れた 道筋でも
それはまるで 万華鏡のよう
伸ばした手繋げず
ただ隠したんだ夏夢の中に


微かに響く
笛の音に
掻き消されたその言葉
「好きです」ともう一度言うこたが出来ず
また来ようと
櫨の木(はぜのき)を千切った
根性なし意気地なし
夏に笑われて
後ろ髪掴む事も許さず
花火のように瞳に咲けたらと
願っても叶ない短夜(みじかよる)





あれからいくつ夏過ぎ
懐かしむだけの夏の一つに
アルバム開けば笑ってる
綺麗な浴衣の君にまた逢える


夏夜に浮かぶ
星屑消して
咲き誇るわ花火ぢゃなく
君に揺れて恋い焦がれ咲いてる
恋花火 夢花火 氷雨のごとし
もどかしい事ばかり
戸惑うばかり
見つめて感じて慕情の炎
導火線に火がついた恋の蕾は
気付かれる事なく咲き散ってゆくの
打ち上げ花火の影に隠れて