たったひとつ 欲しかったものを
圧(オ)し殺して 息を詰めて

内側に堆積したもの
言葉にさえできないまま
爆発寸前のソイツに 火を点けた

地面を強く蹴って飛び立つんだ
蒼空(ソラ)が 今 呼んでいるから
地面を強く蹴って羽撃(ハバタ)くんだ
もう未練なんてないから
そう だって私は
自由に生きたいんだ


いつからか 胸に抱いた幻想(ユメ)
自分にさえ失望して
高層マンションの屋上(ウエ)から
世界(シタ)を見た

地面を強く蹴って飛び立つんだ
聞こえるの 私を呼ぶわ
地面を強く蹴って羽撃くんだ
あぁ 蒼空が朱(アケ)に染まるわ
今だって私は
自由になりたいんだ


きっといつか 置いてった日々を
あの蒼海(ウミ)から 汲み上げるの
あぁ もっと早くに
自由を知りたかった……


地面を強く蹴って飛び立つんだ
蒼空が今 私を呼ぶの
地面を強く蹴って羽撃くんだ
もう未練なんてないもの

地面を強く蹴って飛び立つんだ
聞こえるの 呼んでいる声
地面を強く蹴って羽撃くんだ
あぁ 蒼海が朱に染まるわ

いつだって 私は
自由を求めている……