燃やした祈りを灯りにして 闇を泳ぎ続けている
いつまでこうしているのかなんて知る由も無くて
壊した居場所を背負い続けて その痛みをまだ覚えている
後悔だとか未練だとかは知りたくもなくて

「でも、せめて、君が僕に気づいていてくれていたら。」

薄れていく炎を眺めて涙を零す
もう進むことしか出来ることがないと知っているのに
どうしてこんなにも苦しくて どうしてこんなにも寂しくて
歩くのが辛いのだろうか 自分で選んだ道なのに


揺らいだ炎を瞳に映して 黒に穴を開けている
このまま何も変わらないことがとても怖くて
眺めた景色に色を探して 救われたいと願っている
航海の果てに何があるのか 見えるものが無くて

「不幸を選ばないことが、幸せとは限らないのに。」


傷つけた肌に黒を纏わせて 消える蝋燭をこの身に宿して
笑う日の為に涙を流している

燃え盛る心臓がまた僕を進ませる
まだ進むことを止める時じゃないと知っているから
どうしてこんなにも苦しいのに どうしてこんなにも寂しいのに
どうしてこんなにも辛いのに 何も見えていないはずなのに
僕には希望(それ)が見えているのだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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方舟と蝋燭

カネノネ+の曲「方舟と蝋燭」の歌詞です

閲覧数:99

投稿日:2018/04/23 18:38:43

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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