重く軋む空に浮かぶ
遠く遠く続く未知から流れ落ちて胸に沁みる
黒く白く爆ぜて流れる

降り積もる塵に目を閉ざせず願う

まだ見えぬ果てへ

淀んだ月に照らされどこまでも
明日を目指した隠された夜の先に
無くした君の声を求め

揺れる空の下
砂に埋もれてゆく歌を掲げ

眠る影の中
風に千切れてゆく命を抱いて

暮れた跡に摩れた身には
切れた息に錆びた手のひら

動くはずもないと知るも鉄のごとく唸る

醜く溢れる涙に映る
蜃気にそびえる彼方は遠く

横たわる体が瞑に落ちる今も
焼ける血は巡る

崩れた鋼の足に擦り切れた音を響かせ
傾けた視差の先に何も意味が無いとしても
凍てつく野生と化して起き上がる術を失くして
白く枯れ果てた今も
無くした君の声を求め

跳ねる星の下
砂に埋もれてゆく夢を掲げ

消える灼の花
時に薄れてゆく命を抱いて

煙を上げる喉を開いて逆さに歪む景色に吼える
透ける寒さに切り落とされた痛みと熱に明日を望む
色を無くした願いを帯びて乾いた無機を右手で掴む
消えぬ記憶を探し続けた

見えぬ光をそれでも望む

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

サンドレイター

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投稿日:2010/02/28 23:42:37

文字数:466文字

カテゴリ:歌詞

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