いつもの日々が急に終わる
当たり前の君の存在が
半分闇に飲まれてしまった
失う怖さを初めて知った
僕は平気でいられないほど
「それでも地球は回っている」
無慈悲な神だと承知して
今だけは祈りを捧げたい
――君が戻ってくるように
君の背後に忍び寄った闇
そのすべてを打ち破りたい
むしろ僕が代わってあげたかった
動揺する僕の周りで
正確に時は刻み続け
知らない他人(ヒト)は笑いあっている
人はこんなにも無力で
今は祈ることしかできない
――君が戻ってくるように
たくさんの中の
たった一つの光が
消えても構わないような世界
それでもその光は
僕にとって大切だから……
祈ることしかできないから
ただ信じて祈り続けよう
その姿がたとえ滑稽でも
僕は君を信じているから
――君とまた逢えることを
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