【Ａ１】
空から 降る雨が涙ならば
どうして泣いているのか 誰も問いかけない
街行く人は 傘をさして歩いてく
雨は傘で遮られ 涙は届かない

【Ｂ１】
誰かが助け 求めているけれど
きっとそれは見ないふり 傘で顔を覆った

【サビ１】
空はきっと誰かの代わり 泣けない人のため泣くのだろう
せめてぼくは傘を捨て空見上げ 涙の粒受け止める
街行く人たち気づかない 泣き声聞こえない
すれ違いざまに 濡れる袖が触れても

【Ａ２】
雨の日は 視界が悪いといった
きっと涙でにじんで 見えているせいだ
でも泣き声は 届いていなかったのか
そんなに多くの人が泣いていたというのか

【Ｂ２】
また思い出す 土砂降りの日のこと
彼女は街へ行ったきり 涙は赤くにじんでた

【サビ２】
雨にうたれながら 歩き続ける
ぼくの頬伝う 雨粒はぼくが泣いているようだ
でもぼくの涙はもう 枯れ果てていた
涙に気付いて欲しいのは ぼくのことだったんだ

【Ｃ】
雲の切れ間に 光

【サビ３】
止まない雨はないと言うけど
哀しみはいつ癒えるのだろう
彼女はもう涙を流せない ぼくの涙も流れない
光が示す先には 在りし日の笑顔
空はきっと誰かの代わり ぼくのため笑ってくれ