贅沢に取れた バカンスは一か月
一人きり自由に 羽伸ばす熱い夏
トランクを預け 出発のロビーまで
10時発 案内 タラップを昇ったら
7のFの窓際席
ベルト締めて 外を眺め
桃色の鳥が今 あの空に向かう
離陸前アナウンス 胸躍る時よ
始まりの滑走路 なにもかも乗せて
加速する快感が全身を駆ける
たこ昌のたこと シャンパンで雲の上
太陽が地球に 反射する熱い夏
少しばかり 眠くなって
夢見心地 揺られてゆく
桃色の鳥が今 ゆっくりと降りる
着陸のアナウンス 気持ちならすでに
海岸は近づいて エメラルド色が
穏やかに煌めいて 待っていてくれた
ひさしぶり 逢えるかな
食堂のおばあちゃんとか
大好きな 笑顔見て
お茶漬けを 食べるの
桃色の鳥が今 新しい空に
飛び立つの見送った バス停の側で
桃色の鳥よねえ 何思い空へ
潮風を浴びながら バスを待つ一人
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