散り急ぐ艶(いろ)は 人知れず咲き初(そ)め
汐合(しおあ)いの風に ただ一度揺蕩(たゆた)う
いつの日か貴方も 去りゆくのでしょうか
優しさに怯え 舞い落ちる

花を装い 念(おも)う空夢
言葉の綾に 薄紅纏(まと)う咲(え)み

螺旋描いた 一片(ひとひら)の夢
疼くほど軋むほど 瞬きに泣く
貴方の腕に抱かれ 揺れる純情
泪さえ解(ほど)けない 騒めきの答えを 教えて


片生(かたなり)の恋を 書き連ねてみては
流れ逝く時の 儚さに途惑う
いつまでも貴方の その声を聴かせて
淋しさに震え 立ち尽くす

月を装い 廻る歯俥
絲の結びの 行方祈り仰ぐ

還らぬ日々に ひとすじの夢
願うほど辿るほど 煌(きらめ)きに泣く
貴方の頬掠(かす)めて 濡れた指先
吐息さえ届かない 幻の答えを 教えて


雪を装い 静寂(しじま)測れば
白き足跡 残しては消え逝く

果てなき夜に 開く音筺(おとはこ)
響くほど燻(くゆ)るほど 残滓(ざんさい)に泣く
貴方へ捧ぐ愛に 躊躇(ためら)いの嘘
この胸に囁いて 月よ雪よ花よ

螺旋描いた 一片(ひとひら)の夢
疼くほど軋むほど 瞬きに泣く
貴方の腕に抱かれ 揺れる純情
泪さえ解けない 騒めきの答えを 教えて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

残滓 -ZANSAI-

閲覧数:829

投稿日:2013/01/22 21:33:49

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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