あいやいやささ 鯉口 切るなら
時も徒然 肚を決めてから
あいやいやささ 後腐れもなく
逃げ去ろうとて 上手く行かぬもの

宴もたけなわ 丑の刻

「誰かがこの宴席に毒を入れた」
「これはまさしく石見銀山」
四方全てを見渡したら 刮目相待
「手前じゃない 手前じゃない
じゃあ誰だ じゃあ誰だ?
お前だな お前だな!
斬り捨て御免だ!!」

踊れや踊れ 勧善懲悪
お縄になりて 大捕物とな
踊れや踊れ ところがしかしと
座頭が一人 にまりと笑った

「貴様のことを恨んでいるのは奴だけか?」

「果たして奴は本当に犯人かよ?」
他に手合いがいるのでは、と
挑発的に座頭が笑う
「何様なのだ!?」

そう 今宵も
人知れず 偽りよ

「跳ねたぞ」

愛も徒然 町は情け
茜の空は空蝉だけ
色を帯びたり 的を得たり
「我が意を得たり」

「手前じゃない 手前じゃない
貴様じゃない 貴様じゃない
此奴でもない 此奴でもない!
じゃあ誰か? それは

お前じゃ」

抜刀の後 斬り捨て御免
血飛沫跳ねる常の世
派手に倒れて痙攣せし
犯人に告ぐ

「観念しろ 観念しろ
終わったな 終わったなぁ
観念せい! 観念せいっ!!
斬り捨て御免だっ!!」

あいやいやささ 鯉口 切れたか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

斬り捨て御免 歌詞

『斬り捨て御免』と言う曲の歌詞になります。

閲覧数:108

投稿日:2017/10/02 23:30:19

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

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