与えられたのはベロアのワンピース
ロココ調の椅子と机
これが私のすべての世界
なかなかお気に入りの家よ

外の世界は忙(せわ)しく回り
私の声は聞こえてないようだ
それでも傷つくことない世界は
なかなか居心地がいいもんだ

私の中の時は動かないまま
大人になるのか子どもになるのか
私の心も動かないまま
涙が一筋ほほをつたう

感情になる前には
考えるのをやめた
張り巡らされた壁まるで籠城(ろうじょう)
私は外を知らないまま

ねえどうして ねえ教えて
私はこの世界にいるのか
聞かせて ねえ応(こた)えて
声の届く世界はあるのですか


与えられたのは革の靴
汚れることもなく使われない
窓から見える景色は変わった
そろそろ歩いてみたいのだけど

守られるだけの世界は
居心地がいいけど
モノクロに映る世界の本当の色が見たい

ねえ助けて ねえ見つけて
初めて開ける扉は重い
見つけた ねえ教えて
踏み出した光は優しかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

エミール

応募用

閲覧数:204

投稿日:2016/12/02 16:10:03

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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