こんなに月が綺麗なのに
君はいないんだな
こんなに月ははっきりと
夜空で光輝いているのに

淡々と夜空に照らされていく思い出を
引力で引っ張って月の上でさ
餅と一緒に丸めてさ
少ししょっぱいと言って食べてくれ

こんなに月は綺麗なのに
君はいないんだな
月に負けないくらいに
きれいな君はいないんだね

毎晩夜空の下で誰かの涙が
落ちる瞬間を見てきたんだろう
その度に君は優しくさ
また明日と琴線を震わせていくんだ

こんなに月は綺麗なのに
君はいないんだな
月に照らされていて
1人がばれてしまう

君がそんなにしっかりと綺麗に輝いているから
みんな何か想いを託してしまう
複雑な気持ち、ツギツギと溢れてくるね

こんなに月は綺麗なのに
君はいないんだね
あんなに綺麗だった君は
もう朝にはいないんだね