宵の帳に包まれた丘で
空を見る人は何を思うだろう
ランプ消して隣に座るけど
きっと俯いて目を拭う音がした
君と同じものを見ていたいのに
冬の風に震える僕は弱くて
「家に帰ろう」
そう言い出せなくて君の手に触れた
僕よりも冷たい手に
今 街灯りが夜を照らし星は消える
すり抜けたその温もり
追いかけても追いかけても届かない
二度と
優しい顔をした大人に囲まれて
僕は寄りかかり それも絆と嗤った
君と同じものを見ていたいけど
震える手でランプを灯し街に逃げ込む
君と同じものは見えないけれど
冬の風を受け あの日と同じ空を見上げた
君の心が眠る丘で
00:00 / 04:40
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想