聴こえる 遠い悠久の彼方から さえずりの音が
私の為に奏でられたあの音が 私を呼んでる
震える 閉ざしていた私の瞼に 原始の記憶が
何にも知らないあの指を私は 置き去りにしてきた
答えられずに 歌うことしか 許されないのなら
世界の為の歌の片隅に あなたへの想いを隠して
世界の端と端で あなたと重ねる鳥の唄
儚く消えそうな白雪の音を 箱庭に降らせる
愛しくただ切ない 届くはずのないこの指を
虚しく空へと伸ばしているだけで 繋がっている気がした
世界の果てと果てで 音を奏でる私たちがまだ
一つの器で唄を紡いでた頃 もう忘れたかな
声だけ残し あなたに音を 分け与えた日から
幾星霜流れたこの夜に 弦月の弓を放ってよ
世界を紡ぐ風の羽ばたきのような鳥の唄
水面に焦がれる私の渇きを 刹那だけ溶かして
耳元でただ囁く 世界を爪弾く指の音
暁を越えて白い朝にあなた 探し続けるから
「気付いて」 聴こえているよ
「さみしい」 一人じゃないよ
「見つけて」 知っているから
「君は誰?」 私は…鏡―あなた―
世界の端と端で あなたと奏でる鳥の唄
儚く消えそうなさえずりの雨を 箱庭に降らせる
あなたとただ歌いたい 重ねて伝える鳥の唄
無限の夜と朝の隙間にいつか 逢えることを夢見て
Flutter ~羽ばたきの歌姫~
Vo:鏡音リン(Cho:鏡音レン)
作詞担当・天空さらの方です。
『Warble ~さえずりの奏者~』のアンサーソングとして作詞しました。
かつて一つの存在であった唄を紡ぐ存在は、世界が広がりと共に負担が大きくなった。
その為、自分には唄を歌う力を残し、弦を紡ぐ存在を切り離した。
そして今、奏者がいる場所から遠く離れた場所で、全てを知っている歌姫は歌っていた。
何も覚えていない奏者にただ大丈夫と語りかけるように――。
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