どうして僕たちは出逢ってしまったんだろう
こんなにこんなに
誰かを愛したこと今まで一度もなかったんだ
僕はどっちかというと
人が嫌いでさ
出来るなら1人で生きていきたいと思ってたんだ

だけど
あの日
花も朽ちてしまうような
雪の中僕に傘を差し出してくれた
君の笑顔が暖かくて
一目で恋に落ちてしまった

君を愛してたことを
間違いにしたくないよ
だけどその手を取っても
僕は何にもできない
君はみんなを照らす光で
灰色の僕は
きっと君を汚してしまう
ねぇだから
その頰には触れないんだよ

分かっていた
住む世界が違うことも
毎日見ている景色が
違うことも

分かってくれ僕のこと
どれだけ願っただろう
言えない想いは
涙に変わって
こんな顔君にはみせられないから
後ろを向いてさよならするよ

あぁだから君も
泣かないで
愛してる誰よりも
出逢ったこと後悔はしていないから

君がいなくなっても
僕は君を愛し続けるよ
だからどうかお願い
最後は泣かないで
笑ってさよならって言って
その震える肩を
抱きしめられなくてごめん
支えられなくてごめん

「もう謝らないで」
君はそう言ってあの日と同じ雪の中で笑った