A
小さな部屋の窓辺から
ひとり外の景色眺めた
無機質な程 白い街
入口に迎えのピエロ

B
歩き出そうとしていた
目的地を探して
音ひとつしないけど
不思議と寂しくはない

S
帰りたくないの 怖いから
ずっとこの場所で暮らしたいの
絵本の中広がる世界
私だけの国 玩具の世界

A
作り出された不自由と
何もない故の自由なら
君はどちらを選ぶだろう
でも ここに来れば分かるさ

B
立ち去ろうとしていた
言い訳さえしないで
過去を捨てる覚悟なら
決して弱さではない

S
戻りたくないの 辛いから
ずっとこの場所で暮らしたいの
子どもの頃いつも夢見た
私だけの国 玩具の世界

C
この世界のすべては
いつも私の味方
後悔などしないわ
さあ パパとママに ”さよなら”


S
生きたくもないの 現実(むこう)では
ずっとこの場所で暮らしたいの
私の居場所はここにある
私だけの国 玩具の世界

C
この世界のすべては
いつも私の味方
居場所ならここにある
ここはそう玩具の世界

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以下、ボカロ入れ用歌詞
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A
ちいさなへやの まどべから
ひと りそとのけしき ながめた
むきしつなほど しろいまち
いり ぐちにむかえ のピエロ

B
あるきだそ としていた
もくてきちをさ がして
おとひとつ しないけどふ
しぎと さみし くわない

S
かえ りたくな いのこわいから
ずー とこのばしょ でく らしたいの
えほ んのなか ひろがるせかい
わた しだけのくに おも ちゃのせかい

A
つくりだされた ふじゆうと
なに もないゆえのじ ゆうなら
きみわどちらを えらぶだろ
でも ここにくれば わかるさ

B
たちさろー としていた
いいわけさえし ないで
かこをすて るかくごなら
けして よわさ でわない

S
もど りたくな いのつらいから
ずー とこのばしょ でく らしたいの
こど ものころ いつもゆめみた
わた しだけのくに おもちゃのせかい

C
このせ かいの すべてわ
いつもわたし のみかた
こうか いなど しないわ
さあ パパとママに さよなら


S
いき たくもな いのむこーでは
ずー とこのばしょ でく らしたいの
わた しのいば しょわここにある
わた しだけのくに おも ちゃのせかい

C
このせ かいの すべてはわ
いつもわたし のみかた
いばしょ ならこ こにある
ここ わそーおもちゃ のせかい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

玩具世界

ぽてとくん
http://piapro.jp/t/K1Dx
に応募している作品です。


<歌詞の説明>
~病室のベッドから迷い込んだ不思議な国…そこは玩具世界でした~
こんな世界観で書いてみました。
「玩具世界」という言葉の割には、遊園地のようなイメージとはかけ離れており、「何もない無機質な空間、真っ白な世界」といったイメージです。

「現実世界で死ぬ」ことよりも「夢の世界で生きる」ことに主軸を置いて書きました。意味は同じですが、その方がファンタジー感が出ると思ったので。

<補足>
ボカロ入れ用歌詞は後ろにつけてあります。
「さよなら」の部分は、できればメロディとは別に吐息を重ねてほしいです。

<個人的なイメージ(自由に変えてもらって構いません)>
全体:モノクロの絵で紙芝居みたいな感じ
1番Aメロ:
①病室の絵、
②白い街とピエロ(ベイマックスみたいな体型、ラピュタのロボットみたいな動き、無口)
1番Bメロ:
③靄・霧みたいなぼやけている道を進む感じ
1番S:
④女の子アップ(叫ぶ・首を左右に振る)、
⑤思い通りの歪んだ世界
2番A:
⑥便利な現実世界と空虚な夢の世界の対比、
⑦天秤にかける様子
2番B:
⑧現実に背を向け離れていく描写、
⑨傷つけられるトラウマを破り捨てて記憶から削除しようとする描写
2番S:
⑩女の子アップ(さめざめと泣く)、
⑪(⑤と同じ)
C:
⑫未定、
⑬「サ・ヨ・ナ・ラ」1音ずつ口の形
S:
⑭(④と同じ)、
⑮(⑤と同じ)
C:
⑯未定、
⑰(⑤の絵の中に病んだ笑顔の女の子)

イメージとしてはこんな感じです。

閲覧数:211

投稿日:2016/02/18 21:53:38

文字数:1,064文字

カテゴリ:歌詞

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