それは、世界が白い日だった。

その雫が落とされた時に、何かが終わると聞いた。
現実問題君の中では飽和状態である。

その雫が落とされた時に、何かが終わるとすれば、
集めてきた物たちはなんて脆いのだろう。

フラスコの中に敷き詰めた可溶性のその心は、
静かに変わる、その一滴で。
ほら、変わる。

「さよなら。」
色も形も儚い物。
それは、世界を変える日だった。

フラスコの中に落ちてゆく透き通ったその雫で、
静かに溶ける、その一瞬で。
ほら、溶ける。

「さよなら。」
伝える言葉は短いけれど、
それは、世界を変える日だった。

「さよなら。」
伝えた言葉は消えないから。
それは、世界が白い日だった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

【初投稿です】白の世界【イラスト 動画 募集】

はじめまして、Poison Candy Syndromeです。
マイペースにお歌を作っております。

記念すべき第一作は別れの歌です。

----------------------------

絵:美波 永さま
http://piapro.jp/minami024

閲覧数:124

投稿日:2018/04/06 19:59:23

文字数:303文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました