「じゃあまたね」と手を振りあった
あなたもまた物語の中にいて
これから始まる暮らしの前で
全部知らなかったように笑うの

一人で見上げたあの日の月を
どうして今も覚えているの
真っ暗な廊下を歩く
あなたもきっとどこかにいた

ホタルみたいな日々を
熱に浮かされた日々を
時々思い出しては 目を瞑るの

いつだって私のそばには誰かがいた
お揃いの服を着て 同じような笑い方で
昨日を積み上げていった

「じゃあまたね」と手を振りあった
いつものような物語の幕間も
これから始まる終わりの前で
「ああ、そっか」なんて照れて笑うの

雨に悩んだ日々を
お祭り騒ぎの日々を
それから明日の私を
閉じ込めてた

どこからか霞んでいった奇跡のこと
自動的に選んで 気付かないフリをして
何かを飲み込んでいった

消えていく過去や 新しい出会い
それぞれの物語を紡いで溶け合う

あなたはどうだろうか
私はこうして唄にして

いつだって私のそばには誰かがいた
お揃いの服を着て 同じような笑い方で

悲しくて 忙しくて 楽しくて
ああ 戻れないよ

思い出さないで 忘れないで
今日を積み上げていった

未来を想像していた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

螢の唄

タイトルは螢ですが、冬の歌(のつもり)です。

曲は近日公開

閲覧数:74

投稿日:2017/12/14 00:59:57

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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