【A】
夜の鬱屈を撫で払い 紫紺の景色を進めや進め
囁き色めき街頭ちらり 彼女の姿は追うのに限る
一夜一夜に人見頃と 語るは彼女の為にありけり
小柄な背筋に背負うは奇譚 逢引く事象を紅く色づけ

【B】
どうぞ彼女に喝采あれと 叫ぶこの手に拍手鳴り
どうぞ私に幸いあれと 唸るこの手はひとりもの

【サビ】
夜は短し 乙女は愛らし 宵の名残をつらつらと
この恋心を知ってか知らぬか 決して止まらず夜を往く
夜は短し 進めよ乙女 あげる祝杯ゆらゆらと
せめてか細いその背中だけは この手で守ると決めて追う


【A】
赤の緋鯉から溶けだした 柔らかな想いなんでしょう、と。
この胸くすぐる気持ちを問うて 変わらぬ何かを探して歩く
一期一会にも縁あり このご縁もまた大事の大事
「また今晩もお会いしましたね。」 そう微笑んだこともまた縁

【B】
よからぬ欲目のその奥にも ひとつ美しさを抱え
この胸焦がす想いはなにか? ただひたむきな純情、と。

【サビ】
夜は短し 乙女は愛らし 夢も現もひらひらと
隠す親指に慈愛を秘めては 笑みと愛ですべてをわたる
夜は短し 進めよ乙女 天のラムネはきらきらと
想いよ届けと願うは遅し それならその影を追うだけ

【サビ】
夜は短し 笑えよ乙女 跳ねる足取りいついつへ
まるで幻想のような晩でさえ 彼女が歩けば起こり得る
夜は短し 歩けよ乙女 疼くその想いどこどこへ
振り向く瞳が微笑む夜には 煌めく縁を信じよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夜は短し歩けよ乙女

同名小説インスパイアです。問題ありましたら削除いたします。
男視点の歌詞ですが、あえて女の子に歌っていただきたいような。

閲覧数:1,130

投稿日:2009/11/22 18:21:40

文字数:624文字

カテゴリ:歌詞

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  • 桃華なゆた・灯下箱

    桃華なゆた・灯下箱

    ご意見・ご感想

    七-瀬さん

    わ、ありがとうございます。
    夜は短し~いいですよね…大好きです私も。
    あの独特の雰囲気が少しでも出せていたなら光栄です。

    2009/11/26 23:04:53

  • 七-瀬

    七-瀬

    ご意見・ご感想

    こんばんは。題名につられて参りました。
    謡うような跳ねるような調子で、特に一番の調子がいいですね。
    原作の雰囲気がよく出ていると思いました。
    この小説、私も大好きです。

    2009/11/24 01:33:34

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