出会いの1ページを
ぼくが裂いてしまった
苦しさに耐えきれず
跳ねてしまったから
光をうつして
きらめく地面
臆病なぼくにくれた
見えない壁の束縛
もっと不透明でいてよ
壊れかけた心が
透かして見えないように
赤く腫れた嘘が
ぼくの呼吸を
奪ってしまうから
同色の中から
ぼくを選び出したのは
あなたのただの気紛れ
でもぼくは嬉しかった
あなたと繋がる
ぼくだけが賭けた
降り注ぐいのちの欠片
心地よい不自由
あなたと同じ体温じゃ
やけどをしてしまうよ
あなたはぼくよりずっと
美しすぎるだけで
ぼくの視界が
霞んでしまうから
あなたの熱い愛撫だって
甘んじて受け入れよう
あなたはぼくよりずっと
美しすぎるそれだけで
もっと不透明でいてよ
壊れそうなあなたが
透かして見えないように
ぼくの呼吸が
止まってもいいから
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