雪を背負いよたりよたりと
濡れた道を歩く
雨粒ひとつで
簡単に死んでしまいそうな虫

ああ僕に似ている
泣きたいほどに
それでも生きようと
彼は足掻く

君に未来などないのに
諦められないと言うのか
ああそれならばいっそ
潰してしまおう

重い足を持ち上げ
真上から落としただけで
抗いようもなく
それはあまりにも簡単に潰れた

潰れた瞬間さえも
感じ得ないくらいに
小さなものを
私はこの鈍い足で

ああ あまりにも簡単で
簡単すぎたそれは
罪悪感さえも生まれることなく
光などどこにもないと
気付いてしまった
息をする事さえ今は
空しい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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細哀の虫

ささらえのむし

閲覧数:80

投稿日:2017/03/19 08:42:07

文字数:270文字

カテゴリ:歌詞

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