ぼくの取る舵は揺らぐことなく
真っ直ぐにきみを目指す
そこに待つ景色 波の高さも
かまわずに進んでいく
夜空の端 見上げる星座より
頼りない明るさのちいさな船
『細すぎるそんな手じゃ ろくに進めやしないよ
キミが思うより、目指すものは遠いのに。』
ほんの近く 聞きなれた声 振り払い帆を張った
窓を開けば 一面の夜のなか
きれいごとで着飾った言葉は要らない
欲しいのは ささやかに瞬く 約束
針の揺れるさき 置き去りの孤島
暗がりが満ちるまえに
きみを連れ出して この海の果て
朝を迎えに行こう
明けゆく空に照らされる
きみの笑顔が見れたなら そう願うよ
『大きすぎる想いは壊されてしまうもの。
キミも本当は、ちゃんと気付いてるんでしょう?』
だけど、宇宙を泳いだ船は形を変えてはいない
どう呼ばれても 素知らぬと夜を漕ぐ
大切とか、わがままだとか、愛情とか
「ただきみに笑ってほしい」 それだけでいい
辿り着いたさき 置き去りの孤島
さびしさに溺れないよう
船に乗り込んで その手を取ったら
ほら、こんなに綺麗な
いつかは目を逸らした闇の中
それでも輝く星を見つける
甲板からはよく見えるでしょう 分かるでしょう
きみの居た孤島にも ほら
あんなに眩しい灯台があって
ぼくが迷ったときには
大丈夫だって 照らしてくれた
夜を破る光で
きみと取る舵は 揺らぐことなく
真っ直ぐに明日を目指す
そこに待つ景色 波の高さも
かまわずに進んでいく
夜空の端 見上げる星座にも
負けない明るさのちいさな船
【曲つきました!】 リトル・アルゴ
‐‐‐
「一人で悩んでしまっているきみに、ぼくに何が出来るだろう?」
わからないけど何かしたい、きみに笑ってほしいから、会いに行くよ!
そんな風景を、星座と絡め、航海に見立てて書きました。
テーマにした星座は「アルゴ座」。
ギリシャ神話に出てくる、アルゴ号という船の星座です。
このアルゴ号にたくさんの人が乗り込み、黄金の羊の毛皮を求めて旅をしたのだそうです。
が、このアルゴ座はあまりに大きすぎるため、現在では、ほ座(帆)、とも座(船尾)、らしんばん座(羅針盤)、りゅうこつ座(竜骨)の4つの星座に分かれています。
アルゴ座という星座は存在しなくなってしまったのですが、それはあくまで名前の話。星図などでは、これら4つの星座はきちんと1つの船として描かれています。
誰かを大切に思う気持ちが大きければ大きいほど、異性なら「好きなの?」と勘繰られたり、偽善だと罵られたりしてくじけそうになりますが…、
なんと言われても、大切に思う気持ちはきちんとそのままあるはず、というのをアルゴ座分割の話に混ぜてみました。
他にも「約束」をスハイルと読ませたり(ほ座にある星のことで意味は「誓い合った星」)、アルゴの求めた「黄金の毛皮をまとった羊」から「きれいごとで着飾った言葉」という言葉を選んでみたり、直喩はもちろん隠喩をいくつかちりばめました。
『』部分は自分への、自分自身の弱気な声のつもりです。
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聞きた...インビジブル_歌詞
kemu
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ご意見・ご感想
しの
ご意見・ご感想
どうも、しのです。
歌詞のご応募、ありがとうございます!
大変申し訳ありませんが、今回は別の方の歌詞を使わせていただきます。
とてもスケールの大きな歌詞で、読んでいて圧倒されました。
瞬く星たちがそこに見えるかのような、素敵な歌詞だと思いました。
またのご応募、お待ちしております!
2010/06/13 15:28:45
2430a
しの様、ご連絡ありがとうございます。
頂いた結果は自分にとって残念なものではありますが、それ以上にこの度、しの様の素敵な楽曲に出会え、作詞の機械を頂けたことが光栄です。
またそれでけなく、勿体ないばかりのお言葉を頂いてしまいまして本当に恐縮です。
次の機械がありましたら、その際もぜひ参加したく思っております。本当にありがとうございました。
楽曲の完成、楽しみに待っております^^!
2010/06/14 05:16:05