貴方の言葉が耳から離れない
その言葉は私を蝕んで
私の心を壊していく
いたくて痛くてしかたがない
もしこれが身体の傷であれば
そこを何度も掻き毟るのに・・・
流れ落ちる水の音が頭にこびりついて
透明な波紋をつくり
消える
貴方の手の感覚が肌に残る
その感覚は私を傷つけて
私の肌に紅い線を引いていく
痛かったでも心地よかった
もしこれが心の傷であれば
すべてを手ばなし眠るのに・・・
流れ落ちる水の音が頭にこびりついて
緋色の華をのこし
消える
流れ落ちる水の音が頭にこびりついて
透明な波紋をつくる
流れ落ちる水の音が頭にこびりついて
緋色の華をのこす
流れ落ちる水の音が頭にこだまして
すべてを狂わせ
――消えた――
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