黙ってうつむいたままの君に
こんな時間にどうしたの?って
知らないわけないのに
気づかないふりの僕
飲み物を入れてくるねと
立ち上がった背中への衝撃は
切なさと悔しさを胸にじわりと
悪夢のように呼び覚まして
そのまま静かに時を止めた
これで良かったのかな
いざという時なにもできない
もどかしくて
でも少しでも救いがあるのなら
役に立てることがあるのなら
ここにいるから
顔を上げて笑ってみせて
それでも歩くしかないのだから
勝つことができなくても
でも負けたりはしないで
そしたらね
きっとね
南へやってきた渡り鳥たちは
やがて北へと帰ってゆく
やさしい春の種を蒔きながら
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